2015年7月28日火曜日

Jim O'rourkeとGaman Gilberto@Fuji Rock Festival2015

01.Friends With Benefits
02.Therefor,I Am
03.Ghostship In A Storm
04.All Down Hill From Here
05.There's hell in hello but more in goodbye
06.Hotel Blue

Friends With Benefitsのイントロのギターリフを弾きながら登場するジム・オルーク。
ロックナンバーAll Down Hill From Hereを初めて聴く事が出来たのがかなり嬉しかった。
激しいノイズからのThere's hell~も素晴らしかった。
ロックフェスという事もありかなり激しめの演奏でジムさんも曲の途中で客を煽っていた。
日本語のMCも板についてきて「ガマン・ジルベルトさんは来日したがビザの関係で入国できなかった」とか機材を提供してくれたフェンダー社への感謝とか「Tシャツなしのドラマーの歴史がある」とTシャツを着ているドラマーの山本達久に対してロックバンドのドラマーは上裸であるべきみたいにいじってたのが面白かった。
そもそも午前中から野外で青空の下、爽やかにガマンジルベルト連呼してるのもおかしいんだけどね(笑)
あとSimple Songs版の「Hotel Blue」が意外なほど締めに合う曲になってるなと感じた。
ここにきてバンドの一体感が物凄いことになっていてフジロック出演者を観た中では一番ロックバンドしていたと感じた。
この日は次に観たトッド・ラングレンがEDM化してタンクトップでダンサーと踊りまくってたのが衝撃的すぎて全部もってかれてしまった(笑)

2015年7月7日火曜日

長佐棒茄子「Nagasa Bonus Sings For You」

劇団SWANNYが2013年10月に新宿紀伊国屋ホールにて上演したR.W.ファスビンダーの戯曲「ゴミ、都市そして死」を世田谷パブリックシアターにて再演。
台本に指定された楽曲を石橋英子 with ぎりぎり達(ジム・オルーク/須藤俊明/山本達久/坂口光央)が舞台上で劇に合わせて生演奏を披露した。
劇中にオペラを歌唱するシーンがありその際は白いカツラを被ったイタリア人オペラ歌手「長佐棒茄子」がその歌声を披露した。

上演後、長佐棒茄子によるポール・マッカートニー「My Love」が会場中に響きわたり笑った。

DOMMUNEの宣伝番組で長佐棒茄子の意味が下ネタ(オペラ歌手はアソコがデカそう→長さボーナス)であることが判明(笑)

会場にて長佐棒茄子が歌うヒットソング集「Nagasa Bonus Sings For You」を入手。
ベタだけど本人も結構好きだと思われる曲が7曲も収録されてる。
オペラ歌唱で気持ちよさそうに歌う長佐棒茄子とガマン・ジルベルトの面子+カフカによる演奏だけあってやたらちゃんとしてる。エルトン・ジョンのグッバイ・イエロー・ブリックロードのユニゾンギターなんかは「Simple Songs」と無関係じゃないはず(笑)
10ccのI'm Not In Loveのオケの再現度もやたら高いけどオペラな歌が入ると笑っちゃう。
ラストのポールのMy Loveは笑って泣ける感動作。本気なギターソロがまた泣ける。

「Nagasa Bonus Sings For You」
1.Here Comes the Sun(The Beatles)
2.I'm Not In Love(10cc)
3.Goodbye Yellow Brick Road(Elton John)
4.Alone Again(Gilbert o'sullivan)
5.Keep Me Hangin' On(Vanille Fudge)
6.Bridge Over Troubled Water(Simon and Garfunkel)
7.My Love(Paul Mccartney)


ドキュメンタリー映画『ブラインド・ジョー・デスを探して – ジョン・フェイヒーの物語』&LIVE@渋谷UPLINK20150615

6月15日(月) 19:00開場/19:30開演(22:00頃終演予定)
LIVE(出演:ジム・オルーク)+上映+トーク(出演:ジェイムス・カリンガム監督

ジム・オルーク(acoustic guitar)

intro~ジョン・フェイヒー漫談~94 The Long Way

演奏を始めて少し経ってから94 The Long Wayのリフを弾きつつジョン・フェイヒーとのツアーでの思いでを語りはじめるジムさん(もちろん日本語で)
うる覚えの内容
「自分が今弾いてるアコギはツアーの時にジョンさんに貸したものだからジョンさんの汗が入ってると思う」
ジョン・フェイヒーとホテルの一室でインタビューを受ける事になったときのエピソードも披露。
インタビューの前に気を効かせようとしたジョン・フェイヒーがホテルのルームサービスでみんなに特に注文を聞くことなくコーラやらハンバーガーやらジャンクな食べ物をたくさん勝手に注文した事をジョン・フェイヒーのモノマネで披露(眠たそうなモゴモゴした喋り方)

一通り漫談が終わると演奏に戻りそこからはさっきまでの会場を笑に包んでいたユーモラスな雰囲気と打って変わって美しくも緊張感ある演奏が繰り広げられた。

アコースティックギターでの演奏はとにかく素晴らしかった。

映画もまた面白くジョン・フェイヒーの生涯がユーモアと毒を織り交ぜつつ語られていく。カントリーブルースのコレクターとしての一面。元祖インディーレーベルのオーナーとしての一面。ノイズ以降の若者に発見されてからのクールな存在として持ち上げられる晩年。何故彼だけがあのような美しい響きをもった奏法を生み出せたのか。彼のパラノイアックな作品の背景には父親による幼少期の性的虐待も関係しているという衝撃的な事実も明かされる。


Dry Bones in the Valley(John Fahey)


2015年7月6日月曜日

Jim O'rourke タワーレコード新宿店インストア20150530

<ジム・オルーク アルバム&書籍発売記念・インストアイベント>

日時:5/30(土) 21:00〜
場所:タワーレコード新宿店7Fイベントスペース 
内容:スペシャルLIVE & 特典引換え会

演奏メンバー
ジム・オルーク(Vo,Guitar)
山本達久(Drums)

1.Halfway To A Threeway
2.There's Hell in Hello, But More in Goodbye
3.Therefore, I Am
4.Prelude to 110 or 220,Women Of The World

この日はライブ前にかなり大きな地震がありそれによって開始時間も遅れた。
登場するなり「この揺れは私のせいですスイマセン。。。」と冗談を言って会場を笑わすジムさん。
ドラムとギターのみのシンプルな編成だったためかえって歌が前に出てきて良かった。
二人による丁々発止なやり取りをみるとジム・オルーク完全読本のインタビューでも発言していた普段のスタジオのノリもこんな感じでやってんだろうなぁと想像。
披露した楽曲も普段のライブでも中心となるような楽曲だったのでかなり贅沢なインストアだった。
Women Of The Worldでのジムさんの激しいシャウトも聴けて大満足。
最後に山本達久さんをガマン・ジルベルトと紹介していた笑