2013年6月26日水曜日

ジムO 六デイズ@六本木スーパーデラックス (2013/6/17 ~22)Day 3

Day 3【Happy Bad Timing Days】 

1st set Bad Timing

ジム・オルーク、石橋英子 (p)、須藤俊明 (b)、山本達久 (ds)

「Bad Timing 」収録曲をジム・オルークバンドのメンバーと共に演奏。冒頭の「There's Hell In Hello But More In Goodbye」ではジム・オルーク一人でアコギのインプロ(ギターでドローンを作りそのうえでJohn Fahey風即興)を演奏した後、あのイントロへ徐々にメンバーが集まりバンドの演奏へ移る。山本達久がグレン・コッチェも使っているドラムセット脇に設置した残響音の持続する特殊な鉄琴を鳴らす。ライブでも定番となりつつあるディストーションギターによる激しい展開となる。「Bad Timing」はほぼジム・オルークのギターソロに近い形。後半に山本達久による鉄琴、須藤俊明によるアコーディオン、石橋英子によるオルガン風の音色のキーボードが絡んでいきやがて激しい混沌へと。「94 The Long Way」はバンド編成もあり、後半エレキに持ち替えて熱いギターソロを弾きたおすロックな展開となって格好良かった。そしてそのままの流れでなんとGaster Del SolでもカバーしていたJohn Faheyの「Dry Bones In The Valley」を演奏!こちらも後半バンドが入り三連のリズムの上で熱くギターソロを弾く展開となった。これは鳥肌ものだった。

再現難しそうだけど「Happy Trails」はやっぱり聴いてみたかったなぁ。

2nd set Happy Days

ジム・オルーク (Gt)

ジム・オルークのギターソロから音源通り徐々にハーディ・ガーディのドローンが被さっていき次第に大音量になっていく。

ハーディ・ガーディの音源自体はジムの傍らに置いていたポータブルレコーダーから出していた。ジムは地響きのようなハーディ・ガーディの爆音の中、目を瞑りときに口を動かし何かを呟きながら体を揺らして解放弦の二音をひたすら鳴らし続けていたのが印象的だった。やがてハーディ・ガーディの音が静まり、弾き続けていた解放弦の二音が聴き取れるようになった瞬間に弦が切れるハプニングが生じたが即座に別の弦を用いて演奏を行っていたところはさすがだった。およそ50分ほどの演奏時間だったように思う。この作品こそでかいアンプでハーディ・ガーディの爆音に身を包まれて意識を沈み込ませて聴いてこそ初めて意味があると感じた。 

完全にオタクな風貌の若き日のジム

Gastr del Sol - Dry Bones in the Valley (1995/09/23)


  

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    遅まきながら、ジムオルークが6DAYSの際に「Dry Bones〜」を
    演ったときいて、こちらのブログにたどり着きました。

    Gastr del solが大好きでUpgrade&afterlife、Bad Timingは病的なくらい
    聴いています、行かれた方が羨ましいです…
    確かに後半困難そうですが、Happy Trailsも生で聴いてみたいですねー。
    乱文で失礼いたしました。

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  2. ありがとうございます。
    最近徐々に過去の楽曲のレパートリーが増えてきてるんで
    いつかHappy Trailsもライブで観たいですねえ

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