Day 4【Big Band & Tapes】
ジム・オルーク(laptop) 坂田明(クラリネット) 梅津和時(サックス) 類家心平(トランペット) 高岡大祐(チューバ) 高橋保行(トロンボーン) 勝井祐二(エレクトリック・バイオリン) トッド・ニコルソン(ウッドベース) 山本達久(ドラム)
ジム・オルークが客席側の真ん中でラップトップに鎮座し、扇形にメンバーが囲むような形で演奏。ジムのPCから流すピアノのインプロや電子音楽、ドローンなどをトリガーに演奏者たちがそれぞれ反応する。
1st set
*1
ジムがラップトップから流すピアノの抽象的な即興に対して各人が絡んでいく。ジムの音に反応して持続音を吹く管楽器、やがて山本達久のドラムが激しくなり混沌へ。
*2
何かの儀式のような女性の声に深いリバーヴがかかるアンビエントな音源に対して管が静かに絡んでいく。徐々に激しい応酬となる。ドラムが入りさらに激しい混沌状態となる。特に坂田明と梅津和時によるソロの応酬が素晴らしくスリリング。途中、勝井祐二によるディレイがかったエレクトリック・バイオリンも絡みプログレ・ニューエイジ感がでてくる。
2nd set
一発目が完全なフリージャズで時にユーモラスに反応する坂田明と梅津和時の丁々発止が物凄かった。それぞれが特殊奏法を行う箇所があり、高橋保行によるスネアをトロンボーンに被せて吹く技に驚いた。また高岡大祐によるヘリコプターやグリッチ音のような音をチューバから出していてまたまた驚いた。そして演奏が混沌のさらに上をいく混沌状態になった瞬間が鳥肌ものだった。
2発目はジムのラップトップから落ち着いたアンビエントよりの音楽を流しそこにやはり即興的に絡んでいく。
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